サポート情報: FAQ

RTCAインスツルメント

  • RTCAインスツルメントに使用されている技術はどのようなものですか?
    RTCAインスツルメントで使用されている技術は、微小電極技術 + 細胞 + 分子生物学を統合したものです。 RTCAインスツルメントの核心部分は、16ウェルと96ウェルのマイクロプレート個々のウェルに組み込まれたマイクロ エレクトロニック バイオセンサー アレイです。 この技術は、いかなる標識やレポーターも用いることなく、生細胞の活動を測定することを可能としています。 RTCAインスツルメントは、細胞の接着・伸展・成長・細胞死あるいは特異的な形態変化のような、様々な細胞の特質をシンプルかつ信頼性高く検出することが可能です。
  • これはフロー サイトメーターですか?
    違います。 xCELLigenceシステムは細胞への標識やリポーターを使用することなく、沢山の細胞を同時に観察することができます。 フロー サイトメーターのように単一細胞を観察するような方式ではありません。 実際の計測は、マイクロエレクトロニック センサー アレイと、生細胞の相互作用を解析することにより行われます。 RTCAインスツルメントにより正確に導出される、微小な電気信号がデータを得るために要求される総てという ことになります。
  • xCELLigenceシステムは何を測定しているのですか?
    実際に測定されている変化の実体は、E-Plateのウェル中の生体物質と相性のよい微小電極表面と、生細胞の相互作用により生ずる電気的なインピーダンスの変化です。 システム独自のアルゴリズムを用いて、その信号はセル インデックスと呼ばれる特別なパラメーターへと転換されます。 セル インデックスは細胞の成長(増殖)・伸展・形態変化・細胞死・特別な刺激に対する応答など、その瞬間に細胞がどのような活動を行っているかを測定する、高精度な尺度となります。 セル インデックスを用いた測定は沢山の論文で採用されつつあります。 本ウェブサイト内の参考文献のパートをご参照下さい。
  • 電気信号は細胞に影響を与えないのですか?
    与えません。 使用されている電気信号は非常に微弱であり、侵襲性はありません。 開発元であるACEA Biosciencesをはじめ多くの場所で検討がなされ、本技術が細胞に対して無害であることが確認されています。
  • xCELLigenceシステムはインキュベーターの中に設置して耐久性に問題ありませんか?
    RTCA ステーションは高温・高湿のインキュベーター中での使用に耐えるよう、特別な設計がなされています。
  • xCELLigenceシステムは連続読取りが可能なように設計されていますが、エンドポイント解析にも使用可能ですか?
    xCELLigence システムは、E-Plateを用いたリアルタイム + 非標識の解析が可能なように設計されており、プレートリーダー用途としてはデザインされていません。 しかし、カイネティクス情報が、アッセイにおいて重大な問題とならないのであれば、エンドポイント解析用途にもプロトコールを設定することが可能です。
  • xCELLigenceシステムにより使用されている技術文献等はありますか?
    あります。 当ウェブサイト内の参考文献等のパートをご参照下さい。
  • xCELLigenceシステムの付加価値は、現行のアッセイ プロトコールに対してどのようなものでしょうか?
    RTCAインスツルメントを使用すると様々なベネフィットが享受できます。 例えば、標識やレポーターは必要なく、アッセイデザインを単純化しますし、煩雑で面倒な作業もありません。 RTCAインスツルメントはリアルタイムに作動します。 これは、実験結果を随時に提供することとなりますし、ある刺激(薬やホルモン等)を与えて細胞応答を反映した顕著な細胞性変化を特定したいような場合に、実験パフォーマンスを大きく改善してくれます。 測定は実験全体(必要であれば数百時間)にわたりずっと行われ、既存の方法論では概して得ることができなかった、より時間軸に関係した情報を得ることが可能です。 もし皆様がリアルタイムPCR装置を使用したことがありましたら、始めて使用した時のことを思い出して下さい。 あの感動と同じように、我々は、このリアルタイム モニタリングという特長が重大な価値を皆様にもたらすこと、また更なる実験をデザインする際の重大なヒント を与えてくれることを確信しています。 反応過程に何か重要なこと(例えば反応曲線が交差している等)、今までの解釈をくつがえすような事象が隠れているかもしれません。

E-Plate デバイス

  • このシステムで細胞を画像化できますか?
    できます。 反射光を用いた実体顕微鏡、または正立型顕微鏡を用いてE-Plate底面を可視化できます。また、電極にスリットを施したE-Plate VIEW 96, E-Plate VIEW 16を使用すれば倒立型顕微鏡でも観察が可能です。
  • このプレートをプレート リーダーで使用することはできますか?
    RTCAインスツルメントは、標準的なマイクロ プレートに適合するように設計されていますので、殆どのマイクロプレートと互換性(ピペット操作やプレートハンドリング)があります。E-Plate 96はRTCA SPステーション上で電気信号を読むように設計されており、プレート リーダーの構造によっては発色を計測できる可能性はありますが、保証の限りではありません。
  • E-Plate上の細胞の成育は、標準的な樹脂製プレートと比較してどうでしょうか?
    E-Plateは生体物質との相性がよい素材で、製造時に組織培養用処理がなされています。 これらは滅菌処理されており、使いきりタイプです。 E-Plate上での細胞の発育は殆どの標準的細胞培養プレートでの発育と本質的には全く同じです。
  • E-Plate 96は再利用できますか?
    通常のマイクロ タイタープレート同様、再利用できるようには設計されていませんし、お勧めできません。
  • E-Plate 96は様々な基質により処理できますか?
    できます。 E-Plate 96は数々の基質(たとえばポリ-L-リジンやフィブロネクチン)により、細胞接着を亢進あるいは阻害する目的でコートできます。
  • 専用のE-Plate 96を使用する金銭的なメリットは何ですか?
    当社のコスト試算によると、 xCELLigenceシステムは節約のための様々な機会を提供していると自負しています。 例えば高価な標識抗体やレポーターは必要ありませんし、高価な光学システムも必要ありません。 また本法は、自動的かつ連続的に計測(数千のデータ ポイントが実験全体にわたって取得)されるので、人件費も大幅に削減できることとなります。 これは、単純に現行の光学ベースのシステムで、標準的な樹脂製プレートを使用した場合には不可能な話です。 つまり、沢山の情報が得られる上にプレート以外にはコストはかからないので、リスク回避のためにも専用プレートを使用することを強くお勧めします。
  • 細胞はウェルの底面にどのように接着するのですか?
    細胞は、ウェル底面の金電極センサーアレイに接着します。 このセンサーアレイは底面積の80%をカバーしています。 総てのE-Plateのコンポーネントは生体物質と親和するために、滅菌済みかつ組織培養用処理がなされています。
  • 異なるウェルにおける測定は別々に行えますか?
    別々に測定できます。 RTCAインスツルメントはウェル底面全体を測定するので、本システムのダイナミックレンジは、およそ対数で2桁(たとえば500~50,000個)で100個からコンフルエントとなります。 また、社内でウェル間の比較検討を行った結果、CV値はおよそ10%以下で した。

取得データについて

  • セル インデックスとは何ですか?
    セル インデックスとは、ある時点で任意の周波数(RTCAインスツルメントでは、10/25/50KHzの3周波数)における「細胞が存在する電極の抵抗」 - 「バックグラウンド抵抗」を15(Ω)で除算した数字です(CI = (Rn-Rb)/15)。 RTCAインスツルメントは実験の過程全体にわたって、セル インデックス(細胞数・培養細胞の細胞形態や接着を反映した数値)という値を測定し、この値を時間軸に対してプロットした増殖曲線を表示します。 セル インデックス(培養中の細胞がどのような活動しているか)と明確なカイネティック データ、もしくは時間依存測定のコンビネーションは、通常のエンドポイント アッセイでは得られない、も しくは得ることが困難な情報を大量に提供します。
  • どのように細胞の形態変化と細胞数の変化を区別するのですか?
    RTCAインスツルメントから得られる時間依存的な曲線は、ウェル内で今まさに起こっている細胞イベントの沢山の情報を反映しています。 形態変化により得られる曲線と細胞数が変化したことにより得られる曲線は、明確に異なっています。 実験のカイネティクスを総合的に理解することで、実験の全体的な結果を理解することができますが、この点では経験の積み重ねが重要なポイントとなります。
  • 本システムは細胞のステータスの一般的な信号を与えてくれるにすぎないと思われますが、どのように特異的な生物学的機能と決定したら良いのでしょうか?
    xCELLigenceシステムは沢山の実験に適合しています。 例えば、既存のアゴニスト/アンタゴニスト法を使用しても多量の情報が得られます。 典型的な用量反応曲線を作成することができ、設定によって時間のパラメーターを組み込むことが可能で、さらに詳細なカイネティック情報が取得できます。 時には、創出されたパターンは研究している系の根元的なメカニズムを反映している可能性があり、これらのパターンのデータ マイニングはより多くの情報を提供してくれます。
  • どのセルラインについて本システムで実績があり、どのセルラインがうまくいかなかったか情報がありますか?
    我々は既に数百のセルラインについて、またいくつかのプライマリー セルについて試験をしています。 殆どの接着系細胞はxCELLigenceシステムで試験可能です。 非接着系細胞については、センサーにより検出不可ですので直接的には測定できません。 しかし、逆にリンパ球介在性細胞障害の実験では利点となることもあります。
  • 本システムの実績について教えて下さい。
    xCELLigenceは、既に大規模・著名・あるいは先進的な製薬企業・大学・政府研究機関等に採用されています。 また、お客様によっては、複数台所有して使い分けされる場合もあります。 これらのお客様は、細胞増殖・細胞毒性・細胞接着・受容体型チロシンキナーゼ・GPCR・RNAi機能アッセイ・NK細胞活性・ADCC・CDC・ウイルス中和抗体検出・バクテリア毒素中和抗体検出等、非常に多くの分野で使用されています。

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