よくあるご質問 (Q & A)


マイクロアレイ一般に関するFAQ

NimbleGen Microarray解析サービスで利用される NimbleGenマイクロアレイは、どのように製造されるのでしょうか?

NimbleGenマイクロアレイは、UV光を用いた独自のin situ DNA合成方法を利用し、アレイへの光の照射には、デジタル・マイクロミラー・デバイス(DMD:テキサス・インスツルメンツ社製)を利用しています。DMDは約80万個におよぶ微細な鏡の集合体で、個々の微細鏡はコンピュータ制御で個別に角度を制御することができます。マイクロアレイを作成する際には、光源から照射されたUV光を、一度このDMDに反射させます。その際に個々の微細鏡の角度を制御することで、アレイ上にUV光があたる場所とあたらない場所を任意に作ることができます。UV光が照射された場所では保護基がはずれ、選択的に任意の塩基が追加されます。これを繰り返すことで、コンピュータ制御のもと、高速かつ高精度に任意の長さのオリゴプローブをアレイ上に合成していくことができます。さらにプローブの設計変更は、コンピュータ上のファイルを更新するだけですので、研究目的に応じたカスタムアレイを1枚から作成することも可能です。



他のin situ 技術との違いは何ですか?

スライドガラス上でオリゴヌクレオチドを合成する事でプローブを配列させるin situオリゴヌクレオチドマイクロアレイは、基盤上の正確な位置でオリゴヌクレオチドの伸長反応を進める必要があるためにフィーチャー密度、オリゴヌクレオチドプローブの伸長成否、アレイデザインの柔軟性の点でそれぞれに特徴が生じます。一般的にはオリゴヌクレオチドプローブの独立性を保つために、フィーチャー密度を上げることが困難となります。in situオリゴヌクレオチドマイクロアレイ合成技術のうち、光化学合成に基づいた手法はフィーチャー密度を向上させる点で非常に優れていますが、アレイ合成の際に目的の光の照射パターンを得るためにリソグラフ用のマスクを使用するとその分のコストがかかるため、デザインの修正やカスタムデザインへの対応しにくいという問題がありました。微細鏡を使用する弊社マイクロアレイ合成技術ではこの点を改善しているため低コストで高密度のマイクロアレイを合成する事が可能です。



NimbleGenマイクロアレイを使用して行う事が出来る実験アプリケーションには何がありますか?

遺伝子発現解析、真核CGHアレイ解析、ChIPアレイ解析、メチレーションアレイ解析、微生物ゲノム解析(Mutation Mapping, Resequence)、シークエンスキャプチャーのプロトコールを提供しております。また、アイデア次第で他のアプリケーションへの応用も可能です。


1フィーチャーあたりどのくらいのオリゴヌクレオチド分子がアレイ上に合成されていますか?

1種類のプローブを合成した領域(フィーチャー)あたり、約1×10の6乗のオリゴヌクレオチドが合成されております。



GEO(NCBI)にNimbleGenのデータを登録したいのですが、どのようにしたら良いのでしょうか?

まず、http://www.ncbi.nlm.nih.gov/geo/info/spreadsheet.html#GAtemplates.をダウンロードしていただき、必要事項を記入してください。[注:実際に登録される際にはテンプレートファイルからEXAMPLEシートを削除してメタデータシートのみを登録してください。次に、このメタデータシートを保存したExcelファイルと、NimbleGenマイクロアレイ実験結果からの、.pairファイル、.callファイル(ノーマライゼーション済み)または.gffファイル(LogRatio)、デザインファイル、サンプルキーファイルなどを.zip、.rar、.tarなどで圧縮してください。http://www.ncbi.nlm.nih.gov/geo/submission/depslip.cgiからログインしていただき、「Direct Deposit」を選択します。「GEOarchive」オプションを選択していただき、圧縮したファイルをアップロードさせてください。「Direct Deposit」内の必要な項目を全て記入していただき、「Comment」欄にNimbleGenアレイを使用した旨をご記入ください。この際、使用したマイクロアレイのデザイン名を記入してください。GEOのスタッフがレビューを行い、ご登録ユーザーさま宛に不備や登録完了の連絡がメールで連絡されます。


マイクロアレイデザインに関するFAQ

タイリングアレイとは何ですか?

タイリングアレイとは、ゲノム配列から一定の間隔でプローブを設計し、マイクロアレイに搭載するようにデザインしたマイクロアレイの事です。真核CGHアレイ解析、ChIPアレイ解析、メチレーションアレイ解析、微生物ゲノム解析(Mutation Mapping)ではタイリングアレイを使用します。遺伝子発現解析に用いるマイクロアレイもこの方法でプローブをデザインする場合があります。タイリングアレイでの「平均プローブ間隔」とは、プローブの5'末端から次のプローブ5'末端までの平均的な距離を指しています。



「インターバル」とは何ですか?

タイリングアレイでは、一定の間隔でプローブを合成しますので、プローブの5'末端の位置から次のプローブの5'末端までの間隔を「インターバル」と呼んでいます。実際にはプローブは完全に一定の間隔では設計できませんので、平均の間隔となります。同様の意味で「平均プローブ間隔」や「Median Probe Spacing」とも呼ばれます。この間隔が狭いほど、細かい変化までを解析する事が可能になります。



「Probe/Target」とは何ですか?

NimbleGenマイクロアレイを用いた遺伝子発現解析では、一つの遺伝子に対して複数のプローブを設計しています。「プローブ数/ターゲット」や「Probe/Target」とは、一つの遺伝子に対して設計しているプローブの数となります。デザインを設計するデータソースによって、解析単位が遺伝子ではない場合がありますので、遺伝子ではなくターゲットと記載しています。



385K、HD2、HD4プラットフォームの違いは何ですか?

NimbleGenマイクロアレイでは、プローブの搭載密度によって3種類のプラットフォームのマイクロアレイをご用意しております。385Kプラットフォームのマイクロアレイは、最大38万5千本のプローブが搭載可能なタイプで、1x385Kと4x72Kの2タイプがあります。HD2プラットフォームのマイクロアレイは、最大210万プローブを搭載できるタイプで、1x2.1M、3x720K、12x135Kの3タイプがあります。HD4プラットフォームのマイクロアレイは、最大420万プローブを搭載できるタイプで、1x4.2M、3x1.4Mの2タイプがあります。



「plex」とは何ですか?

NimbleGenマイクロアレイでは一枚のスライドガラスを区画分けし、複数のサンプルを同時に解析することを可能にしております。この解析単位(アレイまたはサブアレイ)の単位を「plex」と呼びます。1枚のマイクロアレイスライドガラスで1plex、3plex、4plex、12plexはそれぞれ1、3、4、12サンプルを解析する事が可能です。それぞれ、1x385Kまたは1x2.1M、3x720K、4x72K、12x135Kフォーマットのアレイとなります。



マルチプレックスアレイとは何ですか?

一枚のマイクロアレイで複数種類のサンプルのハイブリダイゼーションすることの出来るフォーマットのアレイを指します。具体的には3x720K、4x72K、12x135Kフォーマットのアレイをマルチプレックスアレイと呼びます。



マルチプレックスアレイの利点は何ですか?

一枚のマイクロアレイ上に合成したプローブを区画分けしてハイブリダイゼーションを行う事により、一枚のマイクロアレイで複数種類のサンプルのハイブリダイゼーションを別個に行う事が可能です。これにより、1サンプル当たりの実験単価を抑える事ができます。



解析を行いたい対象生物種のカタログアレイが見つかりませんでした。カスタムアレイ作成に必要となるものは何ですか?

公共のデータベース上にゲノムシークエンスが公開されている生物種、または公共のデータベース上にESTやcDNAライブラリーなどの情報のある生物種では、登録データベースサイトを指定してください。公開されていないデータベースをプローブ設計のソースにする場合には、ftpサイトを指定していただくか、記録媒体を弊社までご発送ください。この際、秘密保持契約などを交わす必要性などもございますますので、詳細につきましてご相談させていただいた上、カスタムマイクロアレイの設計をご依頼ください。高密度のアレイで解析した後にスクリーニング領域(遺伝子)のみを搭載したカスタムアレイをご利用されたい場合には、ご指定のゲノム領域(遺伝子)をお知らせください。



解析したい対象生物種のカタログアレイが見つかりましたが、搭載されている遺伝子やプローブ配列をあらかじめ確認する事は出来ますか?

弊社までご相談ください。対応出来ない場合もございますので、ご了承ください。



解析したい対象生物種のカタログアレイが見つかりましたが、プローブの追加や変更をしたいのですが可能ですか?

カスタムアレイとして承ります。例えば、マーカーなどのプローブを数種追加する場合から、ご自身で設計したプローブを搭載する場合、タイリングアレイへの変更など、幅広いアレイデザインの変更が可能です。



microRNAsやnon-coding RNAは、遺伝子発現解析用カタログアレイに搭載されていますか?

遺伝子発現解析用カタログアレイにはmicroRNAsやnon-coding RNAをターゲットとしたプローブは遺伝子発現解析用カタログアレイには搭載されておりません。一方でChIPアレイ解析用やメチレーション解析用のカタログアレイであるデラックスプロモーターアレイにはこれらの領域のプロモーター領域にプローブを設計しています。



タイリングプローブを、研究対象領域に絞って搭載することができますか?

プローブの間隔やプローブの長さ等、任意に変更したカスタムアレイを作製する事が可能です。対象領域をご連絡下さい。



遺伝子発現解析用マイクロアレイで解析したい生物種で1plexと4plexの2つのカタログ番号がありましたが、この違いは何ですか?

遺伝子発現解析用マイクロアレイは、遺伝子(CDS, ORF)の内側に複数本のプローブを設計しています。1plexと4plexの両方でカタログアレイがある場合には、それぞれのマイクロアレイフォーマットで一つの遺伝子に対して設計しているプローブの本数が異なります。例えば、出芽酵母Saccharomyces cerevisiaeの場合、生物種の遺伝子総数は約6000で1x385K(1plex)と4x72K(4plex)の両方のカタログアレイがございます。1plexフォーマットでは一つの遺伝子に対して20箇所にプローブを設計し、それぞれのプローブを3回ずつマイクロアレイ上に搭載しております。これに対して4plexのフォーマットでは一つの遺伝子に対して設計しているプローブ数は6箇所、それぞれのプローブは2本ずつを搭載するようにデザインされております。使用したいマイクロアレイの詳細につきましてはカタログをご覧になるか、弊社までお問い合わせください。



遺伝子発現解析用カタログアレイでは、3'側のバイアスについて考慮されたプローブを使用していますか?

遺伝子発現解析用カタログアレイでは、3'側のバイアスについて考慮したプローブの設計を行っております。NCBIの情報からtranscript terminatorを検索し、その約1500bp上流以内にプローブをデザインしております。カスタムデザインアレイやタイリングプローブを用いた遺伝子発現解析用マイクロアレイでは、この原則に従わない場合がございますのでご注意ください。



遺伝子発現解析用マイクロアレイでは、センス鎖、アンチセンス鎖のどちらがプローブとして搭載されていますか?

タイリングプローブを用いた遺伝子発現解析用マイクロアレイ以外では、センス鎖の配列のプローブを搭載しております。(プローブの配列はmRNA配列と同一の向きの配列となります)



論文等で発表されている他の研究者がカスタムデザインしたアレイを使用することはできますか?

お客様間で直接使用許諾を交わしてください。弊社で書類またはメール等を確認し次第、注文を承ります。ただし、データベースの更新などによりデザインの有効性が認められない場合にはご注文をお断りする場合がございますのでご了承ください。



プロモーターアレイと全ゲノムアレイの違いは何ですか?

全ゲノムアレイは、ゲノムの全領域に渡ってプローブをタイリング的に設計しています。一方で、プロモーターアレイは遺伝子の転写開始点の上流及び下流のプロモーター領域を重点的に解析するようにデザインされています。プロモーターアレイは解析対象範囲が絞られていますので、マイクロアレイ使用枚数を抑える事ができます。しかし、プロモーター領域以外のゲノム配列との相互作用に関しては解析対象外となってしまいますので、新規の研究や相互作用対象が未知の場合には十分に考慮の上でご使用下さい。ヒト・マウスなどのモデル生物系の生物種ではプローブをデザインしている範囲や、解析対象遺伝子の違いによりいくつかの種類のデザインをご提供しています。



プロモーターアレイを使用したいのですが、何種類かカタログアレイがありました。これ等はそれぞれどの様に異なるものなのでしょうか?

ヒトChIPアレイ解析用のプロモーター領域タイリングアレイは、
      (1) RefSeq、
      (2) RefSeqXM、
      (3) Promoter Two-Array Set、
      (4) Delux promoterの4種類がございます。どのデザインでも、アイソサーマル(isothermal)プローブ設計である事、平均プローブ間隔が100bpである(Delux promoterは、CpG領域以外での平均間隔)事は共通しています。それぞれ「プロモーター領域」をどのデータベースから認識するかという点で異なります。

      (1) RefSeq: NCBIのRefSeq (Reference Sequence Collection)に登録された遺伝子のプロモーター領域にプローブを設計しています。
      (2) RefSeqXM: NCBIのGenome Annotation Projectで課規定されたモデル参照配列(the model reference sequence: アクセッション番号がXM_であらわされるコンピューター予測による遺伝子)のプロモーター領域にプローブを設計しています。
      (3) Promoter Two-Array Set: NCBIのRefSeqに登録された遺伝子の他、Mammalian Gene Collection、UCSCに登録された遺伝子のプロモーター領域にプローブを設計しています。
      (4) Delux promoter: (3)とほぼ同様のデータソースから設計していますが、プロモーター領域以外にCpGアイランドやmiRNAプロモーター領域にもプローブを設計しています。

(1)~(3)は1x385Kアレイ、(4)は1x2.1Mアレイでのデザインですので、搭載可能プローブ数からプローブを設計している「プロモーター領域」の広さもそれぞれ異なります。
      (1) RefSeq: 転写開始点の上流2.2kb~下流0.5kb
      (2) RefSeqXM: 転写開始点の上流9kb~下流2kb
      (3) Promoter Two-Array Set: 転写開始点の上流3.5kb~下流7.5kb
      (4) Delux promoter: 転写開始点の上流8kb~下流3kb

研究の目的・ご予算に合わせてご選択ください。



 

ChIPアレイ解析用のプローブは両側鎖から作成されますか?

いいえ。NimbleGenカタログアレイではプローブはForward鎖から設計されています。



 

シークエンスキャプチャーアレイで、どのくらいの大きさのターゲット領域を回収・濃縮する事ができますか?

385Kアレイをご利用の場合には最大5Mbまで、2.1Mアレイをご利用の場合には最大30Mbまでのターゲットを設定可能です。



 

どのような生物種でも受託サービスを利用できますか?

シークエンスキャプチャー以外のアプリケーションでは、プローブ設計可能な生物種であり、生物学的安全性レベルがクラス2以下であればご利用に生物種による制限はございません。しかし、一部のアレイデザインは受託サービスの取り扱いの無いものもございますのでご了承ください。シークエンスキャプチャーは弊社では受託サービスの取り扱いがございません。



シークエンスキャプチャー用のカスタムデザインはどの様に依頼すれば良いのでしょうか?依頼した場合にはどの様なプロセスとなりますか?

ターゲット領域を染色体番号と開始位置と終了位置の情報でご連絡いただいた後、弊社の専任バイオインフォマティックス担当者が設計を行い、プローブデザイン結果をご連絡いたします。プレデザインの結果から、(1)指定したターゲット領域に対してプローブが設計された領域の大きさ(カバー率)、(2)プローブが設計出来なかった位置、をご確認ください。プレデザイン内容で問題ない場合にも、その旨をご連絡ください。デザイン結果のご了承が確認できた後に製品の製造に入ります。


NimbleGenマイクロアレイ実験プロトコールに用サンプル調製に関するFAQ

「class IIの生物種の場合は」という表現がありますが、これは何ですか?

バイオセーフティーレベル(病原性・危険性の分類)を指しています。受託解析では解析対象の生物種がクラスII以上に相当する場合にはクラスIの生物種由来の必要サンプル量の約2倍量をご用意していただいております。分類が不明な場合にはご連絡ください。



 

解析に必要なサンプルの種類は何ですか?

ご利用いただくアプリケーションにより異なります。各アプリケーションの受託要綱またはユーザーズガイドをご参照ください。



 

解析に必要なサンプルの量はどのくらいですか?

解析のアプリケーションと、使用されるマイクロアレイフォーマット、マイクロアレイ枚数により異なります。アプリケーション毎の資料をご参照ください。



 

マイクロアレイのデザインの都合で、1つのサンプルを複数枚のアレイを使用して解析をしなければいけません。アレイ使用枚数分のサンプルが必要ですか?

原則的には、使用枚数分のサンプルをご調製ください。サンプルの量的な確保が難しい場合には弊社技術サポートまでご相談ください。



受託ChIP(メチレーション)アレイ解析を利用しようと考えていますが、免疫沈降なども受託していただけますか?

残念ながら弊社ではChIP(メチレーション)アレイ解析のサンプル調製の工程の受託サービスを行っておりません。免疫沈降などの工程を行っていただいた後、増幅・精製済みのサンプルを弊社までご送付ください。



受託ChIP(メチレーション)アレイ解析を利用しようと考えていますが、サンプル調製キットなどはありますか?

サンプル調製の全ての工程を網羅する弊社で検証済みの市販キットはございません。弊社からご提供させていただいておりますサンプル調製プロトコールをご参照ください。



ヒトCGHアレイ解析を行いたいのですがマイクロアレイの枚数分だけリファレンスサンプルも調製しなければいけませんか?

ヒトCGHアレイ解析をご希望の場合には、Human Reference Genomeプール(健常な人のゲノムをプールしたゲノムサンプル)をご利用頂くことも可能です。受託サービスをご利用の場合は、ご注文の際に、Human Reference Male GenomeまたはHuman Reference Female Genomeをリファレンスとして使用するようにご指定ください。ご自身で実験される場合には別途お問合せください。


マイクロアレイの購入に関するFAQ

自分の実験室で実験する場合、実験のイメージがつかめません。トレーニングなどは行っていますか?

アニメーションによるウェブトレーニングサイトをご覧ください(シークエンスキャプチャー以外のアプリケーション)。トレーニング用アレイ・サンプルを実際に使用した実験トレーニングも行っておりますので弊社までお問い合わせください。



自分の実験室で実験する場合、どのような機器が必要ですか?

一般的な実験機器の他、マイクロアレイスキャナ、ハイブリダイゼーション装置、スライドガラス遠心機等が必要となります。また、シークエンスキャプチャーの実験をご予定の場合には、Sequence Capture Elution System (製品番号:5329752) などが必要になります。詳細につきましては各アプリケーションのユーザーズガイドをご参照ください。



自分の実験室で実験する場合、解析に特別なソフトウェアが必要ですか?

ハイブリダイゼーション後の画像を数値化するのに、NimbleScan (製品番号:5225035)が必須となります。



日本ではß-メルカプトエタノールが毒物に指定されましたが、他の試薬で代用する事ができますか?

現時点で代用試薬での調製プロトコールをご紹介する事ができません。



遺伝子発現解析の際にNimbleScanで作成されるノーマライズ済みデータはどのようなノーマライゼーションを行った結果になりますか?

NimbleGen遺伝子発現受託解析サービスではRobust Multichip Average (RMA) (Irizarry R. et al. (2003))によるノーマライゼーションを行っております。このノーマライゼーション方法ではバックグランドの補正、quantile normalization、外れ値に対する補正を行ってシグナル値を算出しています。「RNAのリソースはアレイ間で一定である」と仮定することで、「ある遺伝子の発現量が増加するならば、他の遺伝子の発現量は相対的に減少する」と評価されます。データの組み合わせに依存した解析となりますので、組み合わせが異なるデータ間でのノーマライゼーション結果はそれぞれノーマライズ済み値が若干異なります。



マイクロアレイの購入を依頼した場合にはマイクロアレイが納品されるまでにはどのくらいの期間がかかりますか?

カタログアレイ、カスタムアレイに関わらず、ご注文をいただきましてからマイクロアレイの合成を行います。約3週間から4週間のお時間をいただいておりますが、納期が延長する場合がございます。ご了承いただきますようよろしくお願いいたします。


マイクロアレイ受託サービスに関するFAQ

受託解析サービスを利用する事ができない場合はありますか?

一部のカスタムアレイを用いました解析では、受託解析をお断りする場合がございます。また、NimbleGen標準プロトコール以外のプロトコールでの解析をご希望される場合には、マイクロアレイをご購入頂き、ご自身で実験していただいております。



サンプルを送るには、どのようにすればよいのでしょうか?

各アプリケーションでの「~解析用サンプルにつきまして」の書類をご確認ください。



解析を依頼するにはどのような手順となりますか?

マイクロアレイデザインをご確認ください。カスタムアレイを作製する必要がございましたらこの時点で一度弊社までご相談ください。(1)マイクロアレイデザイン、(2)サンプル数(アレイ使用予定枚数)が決まりましたら、代理店様または弊社営業担当にご連絡ください(お見積もり)。それぞれのアプリケーションに必要なサンプル量をご確認いただき、サンプルを調製してください。サンプルの準備ができましたら代理店様または弊社営業担当にご注文のご連絡をいただき、サンプルを弊社にご発送ください。



サンプルの品質が良くない場合にはどのような連絡がありますか?

受託解析用サンプルは弊社において品質確認を行わせていただいております。品質検査報告書を弊社から送信させていただいておりますが、弊社品質基準を満たさないサンプルと判断させていただいた場合、サンプルの再調製をお願いする場合がございます。一部のサンプルが品質基準を満たさず再調製をお願いしました場合には、全てのサンプルが揃ってからラベル化などの工程に進めさせていただきます。



Humanのゲノムで真核CGHアレイ解析を依頼したいのですがリファレンスサンプルはマイクロアレイの枚数分だけ調製しなければいけませんか?

Humanのゲノムを使用しました真核CGHアレイ解析をご希望の場合には、弊社で準備しましたHuman Reference Genomeプールをご利用頂くことが可能です。健常な人のゲノムをプールしたゲノムサンプルとなります。ご注文の際に、Human Reference Male GenomeまたはHuman Reference Female Genomeをリファレンスとして使用するようにご指定ください。



受託解析サービスでデータまたはサンプルが納品されるまでにはどのくらいの期間がかかりますか?

遺伝子発現解析、真核CGHアレイ解析、ChIPアレイ解析、メチレーションアレイ解析、微生物ゲノム解析の各受託サービスでは、弊社での品質検査で受託解析に適した品質である事が確認されてから約1ヶ月半~2ヶ月のお時間を頂いております。シークエンスキャプチャー受託サービスをご依頼の場合には、弊社での品質確認と、プローブデザインの最終確認をお客様ご自身で行っていただいてから約2ヶ月のお時間を頂いております。状況次第では納期が延長する場合がございます。ご了承いただきますようよろしくお願いいたします。



受託解析サービス結果はどの様な方法で納品されますか?

遺伝子発現解析、真核CGHアレイ解析、ChIPアレイ解析、メチレーションアレイ解析、微生物ゲノム解析の各受託サービスでは、ハイブリダイゼーションの結果を数値化したデータ(生データ)及び、各アプリケーションごとの解析結果ファイルを保存しましたCD又はDVDを納品させていただきます。解析結果ファイルはタブ区切りのテキスト形式で保存されております。シークエンスキャプチャー受託サービスでは、エンリッチメントされたDNAサンプル溶液を、ハイブリダイゼーションに使用しましたデザインを確認していただくファイルを保存したCDと共に納品させていただきます。


ソフトウェア・データ解析に関するFAQ

遺伝子発現解析受託サービスを利用した場合のノーマライズ済みデータではどのようなノーマライゼーションを行った結果になりますか?

NimbleGen遺伝子発現受託解析サービスではRobust Multichip Average (RMA) (Irizarry R. et al. (2003))によるノーマライゼーションを行っております。このノーマライゼーション方法ではバックグランドの補正、quantile normalization、外れ値に対する補正を行ってシグナル値を算出しています。「RNAのリソースはアレイ間で一定である」と仮定することで、「ある遺伝子の発現量が増加するならば、他の遺伝子の発現量は相対的に減少する」と評価されます。



遺伝子発現解析受託サービスを利用した場合、解析に特別なソフトウェアが必要ですか?

結果は、タブ区切りテキストのファイルとして納品いたします。ほとんどの統計解析、視覚化などのソフトウェアをご利用いただけます。納品時にはArrayStar (DNAStar) の15日間使用可能なデモライセンスをお付けしておりますのでご利用ください。受託サービスのご利用が2回目以降の場合には、デモライセンスではライセンス認証が有効に動作されませんのでご注意ください。


NimbleGen機器・試薬に関するFAQ

NimbleGen マイクロアレイスキャナMS200は、定期的なメンテナンスは必要ですか?

オゾンフィルターは定期的に交換してください。また、ソフトウェアのメッセージに従いキャリブレーションなどの定期的なシステムチェックを行って下さい。



NimbleGen マイクロアレイスキャナMS200のレーザーの耐用年数はどのくらいでしょうか?

4万時間以上の連続使用が可能です。

当社のカタログに掲載する製品は、ライフサイエンス分野の研究のみを目的としています。特に明記のない限り、診断用途目的には使用できません。カスタムバイオテック製品は、特に明記のない限り工業原料用のみを目的としています。
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