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No.21 連載コラム 第21回

2009年9月 4日 10:39

第21回 ベルリンの壁
 
今回は、一回飛ばしになりましたが、またベルリン話に戻ることにしま しょう。ベルリンの街は東西に分かれていたころの名残が多く残っていま すが、負の遺産としてかどうかよくわかりません街の構造がツーリストに とってなんとなく不便です。つまり東側と西側を行ったり来たりする公共 の交通手段がバスのみであるからかもしれません。ずずんぼの今回の行動 がたまたまそうだったのかもしれませんが、中心部の立派なホテルに泊 まっていた割にはSバーンとかUバーンとかがホテルの近所に なく、かなり歩かないと駅がなかったりしました。ベルリン到着日の次の 日の朝、午前中は会議がなかったのでずずんぼは「部下にこれをやらない と叱られる・・・」と言ってホテルで仕事しようとしている同僚を連れて 「ベルリンの壁」を見に行くことにしました。ガイドブックを片手にこれ ぞという「ベルリンの壁」を探したところシュプレー川沿いにイーストサ イドギャラリーというのがあり、「1.3kmの長さで今も残るベルリ ンの壁として最も有名な場所」とあったのでそこにいくことにしました。 ところが最寄り駅のオスト駅に行くSバーンはホテル周辺を走って おらず、結局アレキサンダー広場駅まで歩いて一駅Sバーンに乗る という非効率的なことを行ってイーストサイドギャラリーにたどり着きま した。
 
ベルリンの壁 川側から
ベルリンの壁 川側から
 

初めて見るベルりンの壁は非常に感動的でした。単なる壁にすぎませんが やはりこれを見ないとベルリンへ来たかいがないので個人的には非常に満 足感にひたることができました。なお現在ではギャラリーと言われるだけ あって、その場で絵を描いているアーティストや壁を洗浄しているヒトが いたりと完全に観光化しており、観光バスが横付けするといったありさま でした。その中でも最も笑えたのが、壁の最後の方の裏に土産物屋が併設 されており、中で東西ベルリン時代のパスポートコントロール用のスタン プを有料でパスポートに押してくれるというものでした。何処ぞの観光客 かわかりませんが、自分のパスポートにスタンプを押してもらっていまし たが、パスポートにそんなふざけたもの(昔は死活問題でしたが)を押し ても当局から怒られないですかね???流石のずずんぼもそれはやめて、 ベルリンの壁の破片を購入しました。その辺のコンクリートに色を付けて 売っていてもさっぱりわかりませんが、購入するとこの部分という絵葉書 を付けてくれるところが笑えました。ベルリンの壁が突如崩壊した日から もうすぐ20年をむかえようとしていますが、このベルリンの壁の破片は 今でもナイスなベルリン土産としてベルリンの街のいたるところで販売さ れています。何処かの国の「OO産、コシOOリ」と同じで実際 のベルリンの壁の3倍くらいのベルリンの壁が既に販売されている のではとは思いつつ何故か非常に満足できてしまうところが、「ずずんぼ はやっぱり”お上りさん”」なのでしょうか?
 
洗浄中川側から
洗浄中 裏は土産屋裏は土産屋

ベルリンの壁はこのイーストサイドギャラリーの他にもその片鱗を見る ことができます。またこのイーストサイドギャラリーをシュプレー川側か ら船に乗って見ることができます。実際前回お話した夕食の際に乗った船 から見ることができました。残念ながら川側からは何の絵も描いていない 殺風景なベルリンの壁ですがこれもまた歴史を感じさせ良いものです。ま た壁がかつて建っていた部分にはその位置がわかるようにプレートが地面 に埋め込まれていたりします。これはブランデンブルク門の近くで見るこ とができます。さて、皆さん!ずずんぼは昔からこのベルリンの壁につい て非常に不思議なことがありました。まずベルリンの街を丸い円のような ものとして、直径に相当する部分をベルリンの壁で仕切ったとします。と なると、円の周に相当する街の周囲はどうなっていたのでしょうか?実際 街の周囲には壁はありません。周りはその当時東ドイツでした。答えは、 「街の周りは広大で何にもない(隣町は近接していない)ので(いかにも ドイツらしい)、見張りをたてていれば十分に監視できた」とのことでし た。どんなに長大でも根性で万里の長城を築く東洋人と、こんな所にも合 理主義を垣間見せるドイツ人といったところがディファレントカルチャー だと思いませんか?
 

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