新規のExpand High FidelityPLUS PCRシステムを用いての、高収量、高精度、キャリーオーバーコンタミネーションの防止の組み合せ

新製品コーナー

ロシュ・ダイアグノスティックスは熱安定性DNAポリメラーゼブレンドと、その関連のバッファーシステムのパイオニアで、良く知られて いるExpand High FidelityとExpand Long Template PCRシステムは、それぞれ5 kbと20 kbまでのフラグメントの増幅を保証した、初めての市販酵素ブレンドです。Expand High FidelityPLUS は次世代のブレンドで、Taq DNAポリメラーゼと、ロシュ・ダイアグノスティックスにより新規に分離、同定されたプルーフリーディングタンパク質より構成されています。このタンパク 質はプルーフリーディング活性を持ちますが、DNAポリメラーゼ活性自身は持っていません。

プルーフリーディングタンパク質とTaq DNAポリメラーゼの処理能力の協動は、Expand High FidelityPLUS 酵素ブレンドに以下の能力をもたらしました。

  • 正確性の改善と共に高収量を達成
  • 5 kbまでの増幅実行時に、キャリーオーバーコンタミネーションを防止するためのdUTPの取込み

これらの性質の組み合せは、High FidelityPLUS 酵素ブレンドを、多数のターゲットの同時増幅において、選択すべき製品とします。様々な熱安定性DNAポリメラーゼ-個別の酵素やブレンド-は、良好な収量と正確性を提供しています。しかし、High FidelityPLUS 酵素ブレンドのみが、5 kbまでの断片の増幅において、高収量と高い正確性を達成しています。

5kbまで、PCRの性能を拡張

High FidelityPLUS 酵素ブレンドは、他のサプライヤーからの4種類の製品と比較され、5 kbまでの断片の増幅において、最も高感度で特異性の高いブレンドであるとされました(図)。様々な量(ngベース)のヒトゲノムDNAが、ヒト組織性プ ラスミノーゲンアクチベーターの4.8 kbフラグメントの増幅に使用されました。生産者の推奨する反応条件に厳しく従いました。結果は、High FidelityPLUS が1 ngの少量のヒトゲノムDNAからでも、最高の感度と特異性、収量で作成した事を示していました。

図1.High FidelityPLUS酵素ブレンドと、他の4種類の市販酵素ブレンドとの比較。

クロスコンタミネーションを避け、信頼性のある結果を得る

クロスコンタミネーションは、すべての実験室において共通の問題です。今まで、キャリーオーバーの予防-dUTPの取込みとその次のウラシルDNAグリ コシラーゼによる処理-は、Taq DNAポリメラーゼで2.5 kbまでの断片でしか可能ではありませんでした。Expand High FidelityPLUS 酵素ブレンドは、5 kbまでの断片にdUTPを取込ませる事を可能にしました。この事が、Expand High FidelityPLUS 酵素ブレンドを、より長い断片の高精度、高収量の増幅においての選択すべき製品としています。

Order INFO

製品名 製品番号 包装単位 希望価格
Expand High FidelityPLUS
PCRシステム
3300242 125ユニット
(50回反応)
ご照会
3300226 500ユニット
(2x250ユニット)
(200回反応)
3300234 2,500ユニット
(10x250ユニット)
(1,000回反応)

BIOCHEMICA 2002 NUMBER 4(No. 89)

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