レポータージーンアッセイの経済的な標準化法-セル プロリフェレーション試薬WST-1

Tips & Facts

Key words:

レポータージーンアッセイの標準化、細胞数の測定、細胞障害性効果の測定

トランスフェクト真核細胞での遺伝子発現は、通常プロモーター配列と、容易に検出できる“レポーター”遺伝子を連結する事で、研究されます。  細胞培養の変動を除外するため個々のウェルの結果は、タンパク質濃度や細胞数について標準化しなければなりません。現在多くの実験室では、標準化をタン パク質定量で行っています。この方法は時間がかかり、面倒で、しかも操作ステップ(標準曲線、サンプル調製、希釈、データの作成など)が多いため不正確で す。また、デュアルルシフェラーゼアッセイなどの方法は、簡便ですが、経済的ではありません。

WST-1で簡単に

WST-1は細胞数や細胞毒性効果、タンパク質濃度の簡単な測定を保証し、しかもレポータージーンアッセイの性能には影響を与えません。
セル プロリフェレーション試薬WST-1はready-to-useで、細胞の代謝活性を定量的にモニターします。WST-1の可溶性フォルマザン塩への転換 は、直接的に細胞数と相関します。この方法は細胞の洗浄や採取を必要とせず、細胞培養プレート内ですべてが行えます。またELISAリーダーをオンライン コンピュータとリンクさせる事により、ハイスループットスクリーニングに、特に有利な自動データ作成が可能となります。

WST-1試薬の優位性

  • 高感度で正確
  • 簡便
  • 低コスト
  • 短時間
  • オールインワン

WST-1アッセイ法

  1. 細胞培養を行い、各自の標準法でトランスフェクトする。
  2. 細胞溶解の30-120分前、培地に10%のWST-1を加える。
  3. WST-1の変換を直接、あるいは分注分をELISAリーダーで定量化する。
  4. 試薬/培地を捨て、レポーターアッセイのために細胞を溶解する。
  5. WST-1アッセイの吸光度に従い、レポーターアッセイの結果を標準化する。

ここにレポータージーンアッセイと組み合せた、タンパク質の定量とWST-1による標準化の比較が示されています。これらのデータは、次のことを示しています。

  1. WST-1の吸光度はプロテインアッセイの結果と同値である。
  2. WST-1の変換はタンパク質の定量と同じ感度である。
  3. WST-1の吸光度は細胞数の結果と同値である。
  4. WST-1アッセイはレポータージーンアッセイの結果に干渉しない。

実験1:  WST-1の吸光度はプロテインアッセイの結果と同値です。一連の実験において、CHO-K1細胞が血清存在下(A)及び血清不在下(B)で異なるプラ スミド、DNA量、トランスフェクション試薬によりトランスフェクトされました。WST-1試薬は細胞溶解に1時間アプライされました。インキュベーショ ン後、100μlの培地をMTPに移し、吸光度を450/690 nmで測定しました。その後、遠心した細胞溶解物の20μlを取り、BCA法(MTPマイクロアッセイ)によりタンパク質の定量を行いました。

図1

実験2:  WST-1の変換は、少なくともタンパク質の定量と同じ感度です。異なる数のCOS-7細胞を24ウェルプレートに播種し、オーバーナイトで培養しまし た。WST-1を培地に1時間アプライし、吸光度を450/690 nmで測定しました。培地を捨てた後、PBSで洗浄し細胞を溶解しました。タンパク質の定量はBCA法で行いました。

図2

実験3:  WST-1の値はルシフェラーゼ活性と相関し、すべての細胞がルシフェラーゼを発現しているため、細胞数とも相関しています。WST-1アッセイはルシ フェラーゼ レポータージーン アッセイの結果に干渉しません。ホタル ルシフェラーゼを構築された安定なHep2G細胞が96ウェルプレートに、様々な数で播種されました。24時間後、細胞はWST-1で1時間インキュベー トされ、吸光度が450/690 nmで測定されました。培地を捨てた後、ルシフェラーゼ 活性を分析しました。

図3

Order INFO

製品名 製品番号 包装単位 希望価格
細胞増殖試薬 WST-1 1644807 2500テスト ←製品番号をクリック
ルシフェラーゼ レポータージーンアッセイ、コンスタント ライトシグナル 1897667 1000テスト ←製品番号をクリック
FuGENE 6
トランスフェクション試薬
1814443 1 ml ←製品番号をクリック

BIOCHEMICA 2002 NUMBER 3(No. 88)

当社のカタログに掲載する製品は、ライフサイエンス分野の研究のみを目的としています。特に明記のない限り、診断用途目的には使用できません。カスタムバイオテック製品は、特に明記のない限り工業原料用のみを目的としています。
本ウェブサイトでは、幅広い利用者を対象とした製品情報を掲載しています。お住まいの国では利用できない製品、もしくは認可を受けていない製品の詳細情報が掲載されている場合もあります。それぞれの居住国における正当な法的手続や規制、登録、慣習法を満たしていない可能性のある情報の閲覧に関しては、当社は一切の責任を負いません。

ロシュ・ダイアグノスティックス株式会社 〒105-0014 東京都港区芝2-6-1