ライトサイクラー パルボウイルス B19定量キット -ウイルスゲノム定量の新しいツール

ライトサイクラー/MagNA Pure LC コーナー

背景情報

ヒトパルボウイルス B19は通常あまり深刻な病気ではない、一般的な幼児感染症であるFifth Disease(Erythema infectiosum)の原因となります。感染の活性期には、ウイルスの力価は104個ゲノム相当(geq)/mlにまで達します。パルボウイルス B19は殻の無いDNAウイルスで、ウイルス不活化法のモデル生物となります。

製品の記述

 

伝染病学や、ヒトパルボウイルス B19の伝染と不活化における研究をサポートするために、また品質管理法を確立するために、ライトサイクラーの新しいキットが開発されました。このキットはウイルス核酸を幅広いダイナミックレンジ(106-102geq/反応)で定量し、低濃度での検出も可能としています。本キットは国際標準(WHO;NIBSC)で較正されています。

実験データ

 

未知の力価のパルボウイルス B19 DNAを持つ、200μlのサンプル(血清あるいは血漿)をMagNA Pure LCインスツルメントと、MagNA Pure LCトータル核酸アイソレーションキットで抽出しました。

図1. 106-102geq/反応の範囲で10倍希釈したパルボ B19 DNAスタンダード系列、MagNA Pure LCで抽出した血清、血漿サンプルをライトサイクラー パルボウイルスB19定量キットとインスツルメントで分析した。パルボB19 DNAはチャンネルF2(A)、内部コントロールはチャンネルF3(B)。

溶出液の20分の1(5μl)を、インスツルメントとライトサイクラー パルボウイルス B19定量キットによるデュアルカラーPCRで分析しました。パルボ B19 DNAはチャンネルF2で検出し(図1A)、内部コントロール(IC)はチャンネルF3で検出しました(図1B)。ICは阻害のコントロールとして働き、 サンプル自体が低い陽性や陰性結果の時のみ、陽性となります(例、サンプル6573)。高い陽性サンプルでは、ICは較正効果のため陽性シグナルを与えま せん(例、サンプル2208)。

特長と利点

  • 本キットは外部スタンダードカーブを介しての定量を採用していますので、信頼できる結果が得られます。スタンダードカーブは、ライトサイクラーソフトウェア V3.5によりオプションで保存できますので、キットの経済性が増加します。
  • キットには品質管理のための均一な内部コントロール(IC)が組み込まれていますので、結果の信頼性を最大にします。つまり、各結果は増幅の阻害や失敗をが除かれ、個別に検証されます。
  • キットの内部コントロールと高感度が貯蔵法の評価を可能とします。

Order INFO

製品名 製品番号 包装単位 希望価格
ライトサイクラーパルボ
ウイルスB19定量キット
3246809 1キット
(48サンプル)
←製品番号をクリック
MagNA Pure LCトータル
核酸アイソレーションキット
3083505 1キット
(192回分離)
ご照会

BIOCHEMICA 2001 NUMBER 3(No. 84)

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