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ホットスタートPCRにおいて、増幅は高い温度に達するまで進みません。これは望みの産物の増幅を容易にし、プライマーダイマーのような非特異的産物の増幅を最小限にします。この結果、ホットスタートPCRは標準的なPCRに比べ、大きな特異性の増加をもたらします。
高い温度まで増幅を遅延させるために、以下の方法でホットスタートが行われます。
▲最初にポリメラーゼと他のPCR構成分を分離するワックス層や粒子を使用し、高温になって融解します。
▲ポリメラーゼとその抗体を組み合わせ、高温で抗体が機能しなくなるまでポリメラーゼ/テンプレート結合を予防します。
▲最初の変性ステップまで、ポリメラーゼあるいはMg2+の添加を遅らせます(マニュアルホットスタート)。
▲最初の変性ステップの高温で活性化する化学修飾ポリメラーゼを選択します。
これらの方法の内、最初の3つは反応のセットアップで余分な操作を必要とし、PCRマスターミックスの利点が損なわれます。時間、取り扱い、労力などの増加が必要とされる事は、1日に多くの増幅を行う研究室においては、特に問題となります。第4の方法で使用される化学修飾ポリメラーゼは、新たな操作を必要とせず、増幅の最初のラウンドの前に10-15分間のインキュベーション時間を必要とするだけです。新たな操作を必要とする他の3つの方法と同様、多くの反応を毎日行わなければならない時には、このインキュベーション時間の延長はホットスタート法の特異性の利点を相殺します。
新しいファストスタートTaq DNAポリメラーゼは、初期のインキュベーション時間を最小限にすると同時に、ホットスタートPCRの特異性を最大限にします。この酵素はホットスタートPCR用に特にデザインされた、熱安定性の化学的に修飾したリコンビナントのTaq DNAポリメラーゼです。この酵素の性質は、
▲75℃まで不活性のため、非特異的産物を低い温度で増幅しません。それゆえ、ワックス層や粒子、マニュアルホットスタートの使用を除外でき、また氷上でのPCRセットアップの必要もありません。
▲95℃の最初のインキュベーションにおいて、他の化学修飾ポリメラーゼで必要な10-15分ではなく、2-4分で活性化されます。
それゆえファストスタートTaq DNAポリメラーゼは、ホットスタートの特異性と使いやすさという完全なバランスを提供し、すべてのシステムの中で、最も特異的な結果を生み出します(図1)。
ファストスタートTaq DNAポリメラーゼは、ルーチン、マルチプレックス、ネステッド、ハイスループット及び3 kbまでの産物の複雑なゲノムPCR増幅において、優れた結果を保証します。この信頼性のある酵素をいろいろなアプリケーションでご使用ください(表1)。
ファストスタートTaq DNAポリメラーゼは、高い酵素活性と至適バッファーが結びついています。一緒に使用する事で、1コピー遺伝子の増幅においても高い感度と高収量増幅をもたらします(図2)。この標準的なバッファーに加え、ファストスタート ポリメラーゼにはGC-リッチ高分離能バッファーも添付されています。GC-リッチシークェンスや高い二次構造を持つ、最も困難なテンプレートの問題を克服するために、この高分離能バッファーを使用してください(図3)。
まとめると、ファストスタートTaq DNAポリメラーゼはホットスタートアプリケーションにおいて、優れた結果をもたらします。他のホットスタートシステムで要求される、余分な作業ステップや長いインキュベーション時間を必要とせず、ホットスタートPCRの増強された特異性を保証します。
| テンプレート/開始材料に対して最も適切な説明はどれですか? | ロシュ・ダイアグノスティックスのPCR製品の選択 | |
| DNAテンプレート | RNAテンプレート | |
| ルーチン、複雑なゲノム、ホットスタートPCRで最大の特異性が必要。 | ファストスタートTaq DNAポリメラーゼ | C. therm. DNAポリメラーゼ + ファストスタートTaq DNAポリメラーゼ |
| 開始材料が少ないので、最大の感度が必要。 |
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Titan 1チューブRT-PCRシステム/キット |
| テンプレートの増幅が困難(高い二次構造、高GC含量、夾雑物質を含む)なので、タフな酵素が必要。 | GC-リッチPCRシステム | 1.C. therm. DNAポリメラーゼ + GC-リッチPCRシステム 2.C. therm. DNAポリメラーゼ + Expand High Fidelity PCRシステム |
| 長いテンプレート(5 kb以上)を使用しているので、産物の長さが重要。 |
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AMVリバーストランスクリプターゼ + ExpandロングテンプレートPCRシステム |
| テンプレートの特異的な核酸配列を研究しているので、最高の正確性が必要。 | Pwo DNAポリメラーゼ | Titan 1チューブRT-PCRシステム/キット |
| 多くの種類のテンプレートとプライマーを使用し、過程を合理化したいので、最大の簡便性を求めている。 |
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Titan 1チューブRT-PCRシステム/キット |
| 同一ターゲットを繰り返し増幅しているので、キャリーオーバーの防止が必要。 |
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C.therm.DNAポリメラーゼ+1ステップRT-PCRシステム+dUTP+ウラシルDNAグリコシダーゼ |
| 多数のルーチン反応を行っているので、矛盾の無い信頼の置ける結果が必要。 | TaqDNAポリメラーゼ |
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| 製品名 | 製品番号 |
包装単位 |
希望価格 |
| ファストスタート Taq DNAポリメラーゼ |
50 units(25回PCR反応) |
¥70,000 |
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| 1000 units(50回PCR反応) | ¥11,400 |
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| 2x2500 units(250回PCR反応) | ¥50,000 |
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| 4x2500 units(500回PCR反応) | ¥98,000 |
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| 10x2500 units(1250回PCR反応) | ¥207,500 |
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| 20x2500 units(2500回PCR反応) | ¥375,000 |
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