高分子量DNAを迅速に精製するためのDNAアイソレーションキット(細胞および組織用)の使用

2 TIPS and FACTS

Key Words:ウシ肝臓よりのゲノムDNAの精製、DNAアイソレーションキット(細胞および組織用)

ロシュ・ダイアグノスティックスのDNAアイソレーションキット(細胞および組織用)は組織、培養細胞、E.coli、酵母、マウス尾から、インタクトで高分子量のゲノムDNAを大量に分離することの出来る、簡便で迅速な方法です。表1はこの溶液ベースのキットと、他社のカラムをベースとしたキット及び従来よりのフェノール抽出法で、得られた平均値の比較です。

DNAアイソレーションキット(細胞および組織用)で回収されたゲノムDNAの量は、他社のキットに比べ明らかに収量が高く、所用時間も短く済みました。出発材料の量は100 mgから1 gの組織、あるいは1 x 107から5 x 107個の培養細胞です。2時間以内(組織では再懸濁の時間がプラス)に、長いフラグメントでの標準PCRや制限酵素消化、サザンブロッティングに使用可能な精製ゲノムDNAが得られます。

方法

材料

時間

収量(μg)

サプライアーA キット

ウシ肝臓(350 mg)

4.5時間

552

サプライアーB キット

ウシ肝臓(400 mg)

6時間

466

フェノール抽出

ウシ肝臓(400 mg)

6+時間

1088

DNAアイソレーションキット  (細胞および組織用)

ウシ肝臓(400 mg)

2.5時間

1141

表1.色々なDNA分離法のゲノムDNAの収量と操作時間。
DNAアイソレーションキット(細胞および組織用)は最も収量が多く、かかる時間も短い。

図1. DNAアイソレーションキット(細胞および組織用)で分離されたゲノムDNAの268 kbから23 kbフラグメントの増幅。
Taq DNAポリメラーゼ、ExpandTMHi-Fi PCRシステム、ExpandTMロングテンプレートシステムを増幅に用いた。

レーン2,3: Taq DNAポリメラーゼで増幅したヒトDMDフラグメント(268 bp)とマウス c-mycフラグメント(580 bp)。
レーン4,5,7と8: Expand Hi-Fi PCRシステムで増幅したヒト c-mycフラグメント(1.2 kb)、マウスβ2 ミクログロブリンフラグメント(3.6 kb)、ウシリゾチーム遺伝子フラグメント(6.9 kb)及びヒトtPA遺伝子フラグメント(9.3 kb)。
レーン6,9と10: ExpandTMロングテンプレートシステムで増幅したマウスα-2コラーゲン遺伝子フラグメント(5.6と10.4 kb)およびヒトβ-グロビンフラグメント(23 kb)。
レーン1と11:分子量マーカー VIとII。

製品名

製品番号

包装単位

DNAアイソレーションキット(細胞および組織用)

1814770

1 キット

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