FuGENETM 6トランスフェクション試薬を用いてのHepG2細胞の効率的トランスフェクション

2 TIPS and FACTS

Key words: hFIX, hemophilia B, co-transfection, FuGENETM Reagent

ヒトの血液凝固第IX因子(hFIX)は血友病Bに関与する重要な凝固因子で、X染色体に存在します。またその発現は高度に肝細胞特異的です。 HepG2細胞(ヒト肝臓腫瘍細胞株)は、肝臓特異的遺伝子の発現や調節の研究に繁用されますが、トランスフェクション効率が低いとの問題がありました。 高効率のリン酸カルシウム法はBHKやCOS細胞では20%以上の効率を持ちますが、HepG2細胞ではわずかに5-7%しかありません。今回リン酸カル シウム法と、L-plus(リーディングサプライアーL)及びFuGENE 6 トランスフェクション試薬(ロシュ・ダイアグノスティックス)を用いて、そのトランスフェクション効率を比較しました。発現ベクターは、SV40プロモー ターを持ちバクテリアのβ-ガラクトシダーゼの発現とヒト第IX因子ミニジーンを誘導するpCH110を含みます。hFIXのトランスフェクションのテス トにはhFIXミニジーン発現ベクターp-416FIXm1とpCH110をコ-トランスフェクトしました。

結果

トランスフェクション法

トランスフェクション効率、β-Gal染色細胞(DNA トランスフェクション)

hFIX発現、ELISAによるタンパク量/60 mmプレート(DNAトランスフェクション)

高効率リン酸カルシウム法

5-7 % (4μg DNA)

45 ng (12μg DNA)

L-plus (リーディングサプライアーL)

7-10 % (4μg DNA)

56.5 ng (8μg DNA)

FuGENE 6 トランスフェクション試薬

20-30 % (4 μg DNA)

168 ng (8μg DNA)

表1.トランスフェクトされた細胞の割合とhFIXタンパク質の発現の比較。

 

wpe1C.gif (75020 バイト)

図1. FuGENE 6 トランスフェクション試薬を用いての、pCH110(A)と鮭精子DNA(B)によりトランスフェクトされたHepG2細胞。

  

FuGENE 6 トランスフェクション試薬により次の改良点が得られました。

  1. トランスフェクション効率の大きな増加。
  2. 最も簡単で時間のかからない操作法。
  3. 高い再現性。
  4. 多検体を同時にテストできる可能性。
  5. 細胞に対して、相対的に低い毒性。

 

製品名

製品番号

包装単位

FuGENETM 6 トランスフェクション試薬

1815091
1814443

0.4 ml
1 ml

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